
イギリスのメーカーである、マイプロテインの栄養成分の表示は、日本とは少し違うようです。
今までマイプロテインの栄養成分の日本語訳を、文字通りに理解していましたが、なんとなくアレ?っと思うこともしばしばありました。
そこで、イギリスの栄養成分表示について、調べてみました。
さっそく、マイプロテインの栄養成分表示の見方についてみていきます。
栄養成分表示の見方
マイプロテインの栄養成分表示では、「100gあたりの栄養成分」と「1サービングの栄養成分」が併記されています。
上記は、プロテインウエハースの栄養成分ですが、一つ一つ確認していきます。
●エネルギー:817 kj /195 kcal
日本では kcal だけの表示が多いですが、マイプロテインでは国際単位のkj(キロジュール)が併記されています。kcal 表示があるので、私たち日本人にも問題なしですね。
●脂質:9 g
総脂質量です。
●飽和脂肪酸:6 g
脂質の中に含まれる「飽和脂肪酸の量」です。脂質9gの中に、飽和脂肪酸が6g含まれているということになります。
日本でも脂質の内訳として、「飽和脂肪酸」「n-3系脂肪酸」「n-6系脂肪酸」の量を表示することができますが、あまり見かけることはありません。
「飽和脂肪酸」とは、肉や乳製品などの動物脂肪や、ココアバター、ココナッツオイル、パーム油などの植物油脂などに含まれている脂質で、適度な量はいいのですが、摂りすぎは悪玉コレステロール増加の原因になることが予想されるとされています。
厚生労働省の定める、日本人の摂取基準は総エネルギーの7%以下だそう。[ソース:農林水産省HP]
7%以下ということは、1日2000kcalの人の場合を計算してみます。
■2000kcalの7%が…
2000(kcal)×0.07=140(kcal)
■脂肪1g=9kcalなので、9で割ると…
140(kcal)÷9(kcal)=15.6g
1日2000kcalの人の飽和脂肪酸摂取基準は、
15.6g以下となります。
●炭水化物:13 g
ここが大きく違うところです。
日本の炭水化物は「糖質+食物繊維の合計」となっているのですが、マイプロテインの炭水化物には、食物繊維は入っておらず、「炭水化物の数値」=「糖質の数値」となってるようです。
「糖質」とは、米に含まれるデンプンや、糖アルコール、オリゴ糖、ブドウ糖など、糖質制限などで言われる糖質のことです。
●糖類:5.5 g
糖質の中に含まれる「糖類の量」。
糖質の中に糖類が、どれだけあるかという量になります。
「糖類」とは、ショ糖やブドウ糖などの単糖類・二糖類の総称で、消化吸収が速く血糖値を上げやすく、果糖、麦芽糖、乳糖などがあります。
日本では、「糖類ゼロ」というドリンクを見かけることがありますが、この場合、「糖質の中の糖類がゼロ」ということだけになります。
糖質を控えたい場合は、「糖質ゼロ」を選ぶ必要がありますね。
話がそれましたが、この糖類が少ないのプロテインバーが、「カーブクラッシャー」です。公式サイトのブログで、血糖値の話など詳しく解説されています。
マイプロテインの栄養成分の見方を調べたきっかけはこのページでした。
fa-arrow-circle-o-right【新商品】プロテインチョコバー!カーブ クラッシャーとは?
●食物繊維:1g
食物繊維です。
●たんぱく質:15g
タンパク質です。
●塩分:0.21g
英語ではSALTになっているので、食塩相当量だと思われます。
この表示には、気をつけましょう
これはマイプロテインのとあるページの栄養成分表です。
炭水化物の下を見ると、「糖質」になっていたり、「糖類」になっていたりします。
これは、英語表記のSugarが「糖質」や「糖類」とバラバラに訳されたもようです。
これは、「糖類」になりますので、ご注意ください。
栄養成分表示のまとめ
以上、マイプロテインの栄養成分の見方について、説明してきましたが、「炭水化物」以外は、文字通りの数値となります。
よって、「炭水化物」についてだけが違うと覚えておけばいいと思います。
つまり、
「マイプロテインの炭水化物」=「日本の糖質」
と覚えておくだけで、あとは、文字通りの数値です。
あとは、「飽和脂肪酸」や「糖類」を多く摂りすぎないように、少し意識して数値を確認してみるといいと思います。
当サイトでは、マイプロテインの栄養表示をそのまま掲載しておりますので、上記のことを踏まえて見ていただくようにお願いいたします。
なお、今回の栄養成分表示については、独自にEUの栄養表示について調べて書いたものなので、もしも間違いなどお気づきの点がございましたら、お問い合わせか、ツイッター@josikintoreからお知らせいただけたら助かります。